2017-08

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航海機器と装備の紹介

10月30日/鳥取県境港市より

長距離航海の為の船体改造後の航海に向けて装備した機器の紹介を致します。


《GPSナビゲーション》(写真 中央上)
RaymarineのC-80を使用しました。
現在位置、速度、進行方角、目的地までの距離を知ることが出来るので24時間フル作動してました。
《船舶自動識別装置》AIS(写真 中央下)
自船と相手船の国籍、船名、位置、進路や速度を知ることが出来る上に、一定の距離まで接近すると警報で知らせてくれるので、航海中は常にONにして、見張りをしてくれて随分と助かりました。
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《バッテリーモニター》
バッテリーの電圧や電流と残量を管理するメーターです。
バッテリーは110アンペアのジェル密閉型を4台取り付けて、ソーラー発電で充電する様にしたので航海機器をフルに作動したり、夜間の航海灯や室内の照明などの使用に余裕がありました。
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《遭難信号発信機》
非常位置無線ビーコンと言って遭難した時にスイッチをONにすると、近くに居る船舶や航空機が電波を受信してくれて、救助に来てくれるそうです。
衛星やGPSがある現代からすると、かなり旧式の装置なのに高額でした。
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《気象ファックス》
フルノ製、気象情報を電波で受信し、日本はJMHと米国はカリフォルニアとハワイのNOAAの局を2日か3日置きに受信して、天気の予測をしてました。
特にサンフランシスコからハワイ間のハリケーンと日本の台風には注意してました。
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《ソーラーパネル》
ソーラーパネルは、デッキに40Wと、ハードドジャーの屋根に60Wと、船体後部にパイプで屋根を作り160Wのパネルを取り付けました。
各パネルは4台のバッテリーにコントローラーを通して充電する様にしました。
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《12Vの電子レンジ》
12Vと100Vで使える持ち運びができる、コンパクトな電子レンジですが、パック入りご飯やレトルト食品の調理が簡単に出来るので、海が荒れた時には便利でした。
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《無線機》
アイコムVHF固定型X1台
ヤエスCHFハンディーX1台
アマチュア無線機FT-991MX1台
アマチュア無線機IC-706MK-2X1台

《レーダー》
フルノ製のレーダーを装備しましたが太平洋では使用することが無く、沿岸でも視界不良は無く、使いませんでした。

《自動操舵装置》
電動タイプX5台(内2台は故障)
風力タイプX1台
自動操縦装置には電気で動かすタイプと風の力で動かすタイプの2種類を装備しました。
電気で動かすタイプは風の強い時は力が弱いので壊れやすいです。
風の力で動かすタイプはかなりの嵐でも使えますが風の弱い時は動きが鈍くなり進路を外れて蛇行します。
気象状況に応じて両方を使い分ける必要があります。

《補助機能》
GPSナビゲーションをiphoneから米国西海岸とハワイ諸島と日本の詳細な海図をダウンロードして、航行中に手元で進路を確認出来たので、便利が良かったです。

《海図》
海図はサンフランシスコとハワイ諸島とその他10枚を持っていきましたが、使用したのはサンフランシスコ湾の入り口と、オアフ島のワイキキ付近と小笠原父島付近の暗礁や水深を調べました。

以上が大体の装備です。
長距離航海に耐える為の船体の改造から装備の取り付けを一人で作業したので6年間も掛かり、失敗と成功の繰り返しで不確実な日々を送ってました。

この計画を達成するには膨大な作業をこなして辿り着く事が出来るが、時には自分の能力を超えた事もやらなければならない。
一つ一つを乗り越える強い気持ちと、憧れを持ち続ければ太平洋へと近づく事が出来ます。

依然と変わらない仕事と平凡な日常生活を送ってますが、心の中には航行中に見た海と空や海鳥と過ごした事や大勢の方々と出会って一緒に過ごした日々を、いつも思い出しながら、生きて行きます。
この航海と皆様に出会えた事に感謝致します。


カモメ-V 庄司

コメント

改造について大変勉強になりました。 有難うございます。 これほどの作業を業者任せにされないで、ご自分でやり遂げられたのですね! 感服します!! 

師匠、凄くて素晴らしい装備ですね

太平洋という大海原を航海するには、このような重層的装備が必要なのですね。それにしても凄くて素晴らしい装備の数々ですね。ヨット技術の四要素とは、セーリング、ナビゲーション、マリンウェザー、メンテナンスの四つらしいのですが、カモメーVの改造とこれらの装備が師匠の技術を完ぺきなものにしていたのでしょう。《GPSナビゲーション》、《船舶自動識別装置》、《バッテリーモニター》、《遭難信号発信機》、《気象ファックス》、《ソーラーパネル》、《12Vの電子レンジ》、《無線機》、《レーダー》、《自動操舵装置》、《補助機能》、《海図》、どれをとっても準備と設定には大変な労力と努力が必要だったと思います。人間って不思議な存在ですね。興味があって好きであることと夢を持ち続けることが、こんなにも大きな気の遠くなるような情熱を生み出すんですね。私たち(高齢者)に、夢と希望を与えて頂きました。改めて、感謝申し上げます。師匠、本当にありがとうございました。

師匠、どのような日用品を準備したのですか

 師匠、可能でしたら、以下のもろもろの事を教えて下さい。
 水・食料・衣類など日常生活に必要な物は、どのような準備をしたのでしょうかお願いします。
 また、一日の生活時間についても教えて下さい。どのように睡眠をとっていたのか、どのようにウオッチしたのか、どのように料理して食事したのか、どのように身体を洗い、また排泄していたのか、どのように気分転換していたのか、等に非常に興味があります。
 もし、時間的・精神的に余裕がありましたら、ご教授して頂きますと大変喜びます。
 夢と希望を与えて頂いたことに、感謝申し上げますとともに、以上の事をお願い申し上げます。

只々凄いです!

太平洋をヨットで旅する…憧れます。
嵐もあれば、満天の星を眺める夜もある。海の上では自分の知識、技術、精神力、長年の夢を果たそうとする気持ちが大切なのでしょうね。
ヨットで休息をとる海鳥がまた今日も来ないかな…と思う気持ちも海の上ならでは味わえる感情だったのでしょうね。孤独を味わってこそ生き物に対する愛着や感謝が湧くのでしょうか。私はまだまだこれから勉強を重ねなければならない立場で、太平洋を渡るなど20年先になりそうですが、庄司さんの大冒険に便乗しヨットの魅力に更に取り憑かれてしまいました。笑
本当に凄いです!また、感動に感謝です!

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Shinkichi

Author:Shinkichi
鳥取県の境港からサンフランシスコへ向けヨットで単独太平洋横断往復に挑戦します。
衛星サービスの為、写真は低画質です、コメントも返答できませんのでよろしくお願いします。

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