2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

長距離航海の為の船体改造!

10月28日/鳥取県境港市にて

太平洋を横断するために長時間の嵐や高い波に耐えられるように、以前に横断された方々の経験や意見を参考にして、6年前から本格的にヨットの改造に取り掛かりました。

私のヨット(デヘラー34)はフラクショナルリグのデイセーリング用で、太平洋を何カ月も航海出来るような強度が全く無く、困難な作業に成りました。
主な改造は8箇所あり、順番にお知らせ致します。

moblog_190dba25.png


〈①マストの補強〉
スプレッダーを3列(普通は1列か2列)にして横方向と追風に対する強度を強くし、後退角度を下側は多く上は少なくする事でマストのベンドを均等になるようにしました。
デッキサイドには4本のステーの頑丈なチェンプレートが必要になり、取り付け部分と船体の補強をしました。

〈②インナーフォアステー〉
ストームジブをフォアステーにファーラーを取り付けてコクピットから操作できるようにしました。
インナーフォアステーにテンションを掛ける為にランナーを取り付けました。

〈③ハードドジャー〉
船体と一体に成る様にデッキにベニヤで型を作りFRPを積層して窓はポリカーボネードにしました。

〈④バウステムの延長〉
本来バウは45度の角度が有りましたが垂直にする事で直進性が良く成る様にFRPで整形しましたが必要以上に積層してしまい重くなってしまいました。
空間は発泡ウレタンで埋めました。

〈⑤バラストの増設〉
鋳物のバラスト下部に260kgの砲弾型の鉛を10mmのボルト、9本で取り付けてFRPで補強して安定性を向上させました。

〈⑥スケグの取り付け〉
今まではバランスラダーのみで舵利きが良かったが、運動性を犠牲にして、約90c?のスケグを取り付けて直進性を良くしました。

〈⑦ラダーの作り替え〉
アルミのラダーシャフトをステンレス製に付け替えて強度を増し、ラダーの形状も4回作り直して試走した結果、横は細く、縦は長い形が、軽く動かせました。

〈⑧ラダーシャフトの位置を後方へ〉
ノーマルの約1,5倍は重くなった船体を動かす時の舵の負担を減らす事と、少しでも軽く動かす為に、後方へ35cm、移動しました。

以上の作業は何回も航海を繰り返しながら、より良い形を試行錯誤し、改造に踏切りました。
往路での連日の嵐に耐えたのと、復路の大波に耐えたのも各部を補強し、改造してたから無事に乗りきれたと思います。

次回は航海機器や装備品の紹介をいたします。

カモメー庄司


コメント

師匠、さすが物凄い改良作業ですね。

①~⑧までの作業、本当に大変だったと思います。特に〈②インナーフォアステー〉〈⑥スケグの取り付け〉、〈⑦ラダーの作り替え〉、〈⑧ラダーシャフトの位置を後方へ〉等については、今回初めて知りました。どの作業も私には、どういう工程があるのかも分かりません。6年かけて、試行錯誤しながら自分の力でやり遂げたことに、本当に驚きと感動を覚えます。流石に、師匠ですね。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

Shinkichi

Author:Shinkichi
鳥取県の境港からサンフランシスコへ向けヨットで単独太平洋横断往復に挑戦します。
衛星サービスの為、写真は低画質です、コメントも返答できませんのでよろしくお願いします。

Tracking

KAMOME-Vの現在位置を一時間毎に追跡しています

【KAMOME-Ⅴの追跡】

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。